恋に落ちなくなってしまう理由
こんばんは。あつひろです。恋愛心理カウンセラーをやっている者です。
私の身の回りに、ちょくちょく
「もうしばらく恋をしていない」
「恋愛する気持ちを忘れてしまった」
という人が、たまにいらっしゃいます。
このような人は、実際増えてきているようです。
第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)|国立社会保障・人口問題研究所
そのような人も、話を聴いてみると、「全くパートナーがいらない」と決め込んでいるというよりは、
「そのような気持ちがわからなくなってしまっている」だとか、
「仕事等今集中したいことがあって、打ち込んでいて、今はいいかな」
といった気持ちになっていたりすることが多いようです。
そのような場合、「恋におちる気持ちを、思い出していく方法」について、お話していきたいと思います。
恋におちる気持ちを忘れてしまう、いくつかの原因がありますが、その中でも大事なのは以下3つです。
1. 選択肢が多すぎて、選べない
2. 目が肥えすぎている
3. 自己評価が高すぎる(or 低すぎる)
まず1つ目。
「選択肢が多すぎて、選べない」
心理学には、「ジャムの法則」というものがあります。
店の売り上げを左右する「ジャム理論」って何?byキンコン西野|西野亮廣エンタメ研究所
スーパーマーケットで、24種類のジャムを並べた売り場と、6種類のジャムを並べた売り場でどちらが売れるか?という実験が行われました。
24種類置かれたコーナーは、試食した人の3%が購入、6種類は30%の人が購入していて、10倍の差が生まれたという話があります。
ジャムの法則で出た結論は、
選択肢が多すぎると、選択されない
という結論です。
今や情報化社会で、たくさんの異性の姿に触れられますし、代表格は芸能人ですね。
マッチングアプリでは、たくさんの異性が候補として上がってきて、選択を迫られます。
つまり、好みの男性を選んでいるうちに、「もうよくわからないから、恋愛はいいか」という気持ちになってくるという心の働きなんです。
想像してみるとわかりますよね。パートナー選びなど、選択肢は多種多様です。
見た目、価値観、趣味、性格…
いいかも!と思っても、悪いところが目についてしまったりと、たくさん悩まされるもので、その中で諦めの感情が出てしまうというパターンです。
1つ目と関連して、2つ目の「目が肥えてしまう」ということもあります。
今やメディアやSNSでたくさんの、「美男美女」に触れられますから、理想側が高くなってしまうパターンです。その中で、自分の理想のパートナー像だけが高くなってしまっていって、恋に落ちづらくなってしまうパターンです。
SNSもきれいな部分だけを映し出すことも多いので、実際のその人ではないケースも多いですが、頭で分かっていても、そのように理想を追い求める気持ちになってしまうことが人間にはあるものです。
3つ目の「自己評価が高すぎる」。
これは、自己評価が高い人は、相対的に周囲への評価が低くなり、素敵な異性がいないと感じやすくなります。
逆に極端に自己評価が低くても、「私なんて…」となってしまい、と恋愛から遠ざかりがちになってしまいます。
このような場合は、自己評価に関して、現実と一致させていったり、
見たくない自分をしっかり着実に見つめていったり、適切な自己承認を積み上げていくような取り組みが必要です(これに関してはまた別途取り上げたいと思います)
ここから解決法についてですが、
どれも頭の中で起こってしまうことが多いので、
現実の人に触れていくことと、それに対する捉え方をありたい形に変えていくことが大切です。
まずは、自分の気持ちを高めていくこと。
女性だったら女性らしい服装をしてみたり、男性だったら、かっこいい服装を来てみたり、雰囲気を変えることで、自分の気持ちは変わります。
(人間の脳みそは動物脳の方が、影響力が大きいので、頭で考えるより、行動による影響の方が大きいです)
また、恋バナをすることなんかもいいですね。過去の自分の至高体験を思い出したり、他の人の体験を聞くことで、自分の恋愛をしたい気持ちが思い起こされます。
(友達の幸せそうな体験を聞くと、自分も恋愛をしたい気持ちが高まるということが、心理学的にも証明されています)
そして、捉え方の部分。
まず異性と会う機会を増やしましょう。これはあらゆる形でいいと思います。合コン、マッチングアプリ、ビジネスの場で会うこともおすすめです。(仕事の姿勢からその人のスタンスが垣間見えます )
そして、「その人のいいところを見つける」ということが大切です。
ポジティブな反応に変わっていくことでしょう。
また、その中で「OKな人を見つけていきましょう」。完璧な人間はいません。
また、恋愛というのは、ある研究によると、一目惚れでの交際発展は全体の40%ほどだそうでした。
つまり、60%ほどは、一目惚れでは有りません。
それは、友達だったり、そこそこだったりというのがたいていの出会いです。
恋愛に至らないからといって可能性を捨てるのではなく、身の回りの関係を育てていく中で、恋愛関係も生まれるかもしれないという考え方が、あなたを幸せにするでしょう。